製本に関して
最近では手作り本用の白無地の本が売られていますが、本・展ではこれらの使用はご遠慮願っています。
基本的には、製本に関しても “自分の手で綴じたもの” が原則です。簡単なホチキス留めでもかまいません。
市販のノートやスケッチブックを使用したもの、印刷業者に依頼したものなども不可です。
同様に、市販のファイルを利用して原画を入れたものなども不可とします。
どうしても原画に手を付けたくない場合は、ファイル自体をご自身の手で作り「本」にしてください。またはカラーコピーなどをお使い下さい。
形態について
出品作品そのものが “本” であることとします。
たとえば、アクセサリーの作り方を書いた本と共にアクセサリーそのものを本の横に並べたり、アクセサリーが入った箱の中に本を展示するということは出来ません。その場合は “本” のみの出品となります。
本と一緒に宣伝用のショップカードや説明書きなどを添えることも出来ません。必要な場合は本の中に綴じて、本の一部とするか、帯として巻くなどの工夫をしてください。
アクセサリーを本に組み込むことは構いません。手に取って開くことが出来るものであれば、表紙がアクセサリーで飾られた本、または開くとアクセサリーが出て来る本(どちらの場合もしっかりと取り付けられていること)など、工夫して “世界に一冊だけの本” をお作り下さい。
制作にあたっての注意事項
内容について
既存の出版物の内容をそのまま使用することはお控えください。たとえば既存の詩や童謡、文章などに独自の挿絵を付けて本にすることなどです。(引用元がわかるようにすることをお勧めします)
引用やコラージュ、パロディ、オマージュ作品などの二次創作につきましても著作権を侵害しないようご注意ください。
(本・展では一切の責任を負いかねます)
募集要項の補足
作品カードに記載される「タイトル」や「ペンネーム」が、作品本体には無いものがあります。
誰のものか判らなくなりますので、なるべく作品にも記載してください。どうしても出来ない場合は、なんらかの方法で作品カードとの繋がりが容易に判るようにしてください。
アート作品/本のオブジェについて
アート作品も大歓迎です。ただし、本の形をしてるだけのオブジェというものは不可です。
オブジェ作品でももちろん大丈夫ですが、必ず “本” の体裁となっていること、開いて読める “本” としての機能を持ったものというのが最低限の条件となります。”本”というものを新たな解釈で捉え直すなど、あっと驚くようなオリジナリティー溢れる作品を期待しています。
あくまで “本” としての取り扱いとなりますので、多くのお客様が実際に手に取ります。簡単に破損するようなもの、または触れると怪我をする恐れのあるものはご遠慮下さい。
募集要項には高さと重さの制限の記載はありませんが、テーブルの上に展示すること、受付で保管されること、を考慮してください。高さ30 ~ 40 cm 程度、重さ5 ~ 6 kg 程度までを目安にしてもらえればと思います。それを超える場合はご相談ください。
展示方法についての指定はお受けできない場合があります。多くのお客様が手に取るものであり、読み終わった状況で変化するので、その点をご了承ください。
基本的には “自分で製本したもの” となっていますが、コンセプトとして既存の本を利用するのはその限りではありません。たとえば既存の本の文字や絵柄を改変して新たな画面を創り出す、など既存の本を利用すること自体が表現に欠かせない場合などです。(著作権については本・展では関知しませんので、ご自身の責任でお調べ下さい)
詳しくはお問い合わせ下さい。
事前に「こういったものを作りたい」という具体的なアイデアを提示して頂ければ、出来る限りお力になりたいと思います。
「本として認められるだろうか?」と悩みましたら、お気軽にご相談ください。