コロナ禍になってから減り続けた出品者が、ようやく以前のレベルに戻ってきました。来場者もだいぶ戻り、主催する立場としては本当に良かったと思っています。またすべてボランティアで運営している本・展では、特に近年ボランティア不足で継続が危ぶまれるほどでしたが、その対策として本年は出品票にて具体的にお手伝いしてもらえる日時をお聞きすることにしました。その効果もあってか、今年は何とか無事乗りきることができ、仲間も増えました。

　本・展は、出品する人と、来場して作品を目にする人とを繋ぐ展覧会です。作者には読んだ方からのお手紙も届きます。それを楽しみに毎年出品しているという方の声も多く聞きます。

　また本・展は本の可能性を見つける展覧会でもあります。本を自ら作るという行為を通して、小説や絵本はもちろん、あらゆる表現に対して扉は開いています。

　これからもどうぞよろしくお願いいたします。